タネラボ ~イチナナによるタネトネ研究室~

株式会社タネトネ 2017年度内定者ブログ

教育実習は就活の妨げになるのか?

こんにちは、ぱんだのリュックがトレードマークの

株式会社タネトネ2017年度入社の加藤花鈴です。

 

徐々に暖かくなり花粉症の方々には悩ましい季節が近づいてきました。

 

かく言う私も、おそらく今年から社会人と花粉症同時デビューのようです。

 

 

さて、私の仲間たちが今まで、就活の経験をたくさん話してくれました。

 

例に漏れず私もそうなのですが、私の場合は「教育」に関する学部学科に通っている学生がぶつかるであろう悩み、「教育実習」と「就活」について焦点を絞りたいと思います。

 

 

今回は、大学4年生になったばかりの私が「教員」と「一般企業」とで進路を悩んでいたことを前提に読み進めてください。

 

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①教育実習と就活の時期

 

これは私だけでなく教職課程を履修している私の友人も悩んでいました。

 

私の周辺(東京・埼玉)では、教育実習は4年の5月~6月に行われることが多いです。

 

就活は3月からスタートし、面接や試験などは5月くらいがピークかと思います。

はい、完全に被っています。

 

 

・3月から始めても教育実習に行ってしまうと面接や試験に行くことができない!

 

・教育実習は「本気で教員になること」を前提で行うので、大学からは教育実習中の就活を禁止される!

 

・何より、教育実習は気力体力ともに消耗するため両立なんてとても無理!

 

 

以上のことを理由に、3年生まで続けていた教職課程を辞めてしまう友人が、何人もいました。

 

正直言って、私も悩みました。就活という初めての試練に出遅れることへの恐怖があったからです。

 

しかし、私は辞めませんでした。

 

理由は「自分の可能性を潰したくない」ことからでした。

 

教職課程を辞めれば就活スタートの足並みを揃えることはできる。だが、代わりに私の未来に「教員」という道は無くなってしまう。

 

それは私にとって大きな損失であると思いました。

 

そしてもう一つ、資格を重視するつもりはありませんが、資格は目に見える形で残る「努力の証」です。

 

「努力の証」が残ることで「自分は教職課程をやり遂げたぞ!」という達成感と自信が手に入ります。

 

これらは社会人として生きていく上で自分を支える柱になると思います。

 

教育実習の時期で迷っている人は、自分の未来を見つめ直し、後悔しない道を選んでください。

 

 

 

②教育実習中の就活

 

実際にやったことは企業研究です。

 

就活サイトを見て面接時期が教育実習と被っていないところをピックアップし、その中から自分が就職したいと思う企業を絞っていきました。

 

私はその企業で働くにあたって「尊敬の念」を持てるかどうかで決めました。

 

どんな企業に入っても、初めは色んなことを「教えてもらう」立場です。

 

教師、指導者、先輩などに共通することですが、その人を尊敬することができるかどうかで知識や技術の身につき方が変わると思います。

 

私のこの考えは大学の恩師が「教師とは生徒に信頼、尊敬されることから始めるべきだ」という言葉からきています。

 

そして、企業研究以外にやっていたことは、教育実習で「教師とはどういうものか」ということをよく見て学ぶこと。

 

まだ教師の道も迷っていた私にとっては重要でした。

 

「学校教育とは何か」「教師の仕事とは何か」を間近で見られることはなかなかありません。

 

教育実習を「妨げ」ではなく新しいことを学べる「チャンス」と考えました。

 

以上のことより教育実習中にできることは

・企業研究

・教育実習で多くのことを学ぶ


この2つでした。

 

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▲教育実習先の生徒たちからもらったメッセージアルバム

 

 

 

 

③実習後の就活と内定

 

教育実習後、私は学校教育と自らが思い描く教育に差があることを感じました。

 

私は生徒一人一人にじっくりと時間をかけて向き合いたいと考えているのですが、

学校だと授業の時間が大半で、勉強以外のことに目を向けることが難しくなるのです。

 

そんな考えを持ちながら働ける企業はないかと探し始め、そこで私は進路を本格的に一般企業への就職に決めました。

 

すると幸運なことに、私はすぐにタネトネに出会うことができました。

 

説明会で「教育とは習慣である」という言葉を聞き、今までちゃんとした言葉にできなかった思いが具現化したような気持ちになりました。

 

そして、面接の練習を殆どしてこなかった私は体当たりで挑み、内定をいただくことができました。

長くなってしまうので、この話はまた機会がありましたら語らせてください。

 

 

内定をいただいた後、私が驚いたのは同期とコミュニケーションをとる機会が多く設けられていたことです。

 

イチナナ(2017年度入社の仲間たち)とのチーム作り。

いろんなことを企画して、実行して、絆を深めていきました。

 

ほぼ見知らぬ同期たちと社会人デビューするよりも、顔や名前はもちろんのこと、性格や夢についても分かり合っている仲間と共に働けることはとても力になります。

 

就活中以上のモチベーションを保ったままでいられるので、私にとってはとても良い環境でした。

 

ここは私の力を活かせる場所だ、成長し続けることができる場所だと感じました。

 

 

 

おわりに

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

長々と語ってしまいましたが、私が言いたいことは

 

教育実習は就活の妨げではなく、むしろチャンスである

 

ということです。

 

教育実習中は就活とは違う壁に何度もぶつかり、自分について考え直す機会がたくさんあると思います。

 

それらの壁を、「妨げ」ではなく「自分の可能性を広げるチャンス」であると捉えて

 

自分の中には自分で思う以上に可能性があるということを忘れずに、いろんなことに挑んでみてください。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

いつか、出会う機会がありましたら、たくさんお話しましょうね!

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